法務部に向いている人

ここでは、法務部の勤務に向いている人について、5つの特徴を取り上げました。それぞれについてチェックしていきましょう。

法務部に向いている人の特徴

正義感が強い人

法務部では法律の知識が必要不可欠ですが、同時に業務を正しく遂行する正義感も兼ね備えていると理想的です。法律の知識があり、さらにその知識をもって正しく物事に対応していける人は、法務部での業務に適しているといえるでしょう。

難度の高いトラブルや課題に対して、法的なアドバイスを行うだけではなく、順序立てて解決をしていけるように助言や提案を行ったり、法律を駆使しながら解決を目指したりと、正義感をもって課題を解決していこうとする姿勢も必要です。

学習意欲が高い人

職場の業務内容に応じて必要とされる法律知識は異なるため、ビジネスに必要な法律知識は随時アップデートしなければなりません。

他にも改正・新規制定された法令を適宜チェックし、自主的にリサーチをすることも重要な業務のひとつです。法律を学ぶ意欲があるほど、職場での多様なニーズに対応しやすくなります。

細かい作業でもこなせる人

法律を駆使する業務は、契約に関する法務のほかにコンプライアンスやコーポレートガバナンスの改定、場合によっては紛争対応や海外との国際法務が発生します。

同時に異なるタイプの法務をこなさなければならないケースもあり、紛争などトラブルへの対応は細やかな配慮が必要になります。法務においては細かい作業や配慮がこなせる人が理想的です。

柔軟に世の中の変化に対応できる人

近年では国内だけではなく海外でビジネスを展開したり、Web上でビジネス展開を積極的に行ったりと、企業の活動の幅が広がりました。

そのため、世の中の変化とともに法務に求められる役割も変化しており、国際法務では英語やその他の言語で契約書を取り交わす必要が出てくるため、法律以外の知識にも対応できる人材が重宝される傾向にあります。

危機管理能力が高い人

法務部では定期的な法改正や新規制定された法律へのアンテナを張るだけではなく、それらの法律を駆使した問題の発生と解決も想定し、準備しなくてはなりません。

法律はすべての企業運営に直接的に関わっており、企業や従業員が法律違反を犯すことのないように信頼を維持していく必要があります。危機管理能力が高い人ほど、前もってあらゆるリスクに備えることが可能となり、ビジネスにおけるリスクやトラブルを防ぐ役割を果たします。