広告法務

ここでは広告法務とはどういうことを指すのかについて解説。

また広告にはどういった法律が関わってくるのか、さらに広告法務を弁護士に依頼することで得られるメリットについてもまとめています。

広告法務とは

広告に関するさまざまな法令を遵守し、抵触する可能性がある広告を行わないように指導・サポートする業務を広告法務と言います。

広告に法規制があるのは消費者利益の保護や事業者の公正な競争を確保するためです。

広告を規制する法律には景品表示法、不正競争表示法、薬事法、商標法、著作権法、特定商取引法などがあります。

この他に業界団体が任意に定めた規制や消費生活条例などがあり、広告の仕事に携わる人にとってこれらの法律知識は必須です。

広告は事実と異なるものはNGというのが基本ですが、担当者が大丈夫だと考えていても規制に引っかかってしまう可能性があります。

いくつかの法令が複雑に絡み合っているケースもあるため弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

広告法務を弁護士に依頼するメリット

広告担当者にとって最低限の法律知識を持つことは重要ですが、新しい法律が制定されたり、改変されることもあるため、広告部門の担当者が通常業務を行いながら法律関連のすべてをカバーするには限界があります。

特に近年はインターネット広告が急速に普及したたため個人情報保護やテクノロジー的な問題も含め、あらゆる知識を総動員しないと対応するのが困難になってきています。

広告法務を顧問弁護士に依頼すれば安心感と業務負担の軽減ができます。

広告を公開する前に弁護士チェックを受けていれば、法的に問題があって訴えられるリスクは抑えられますし、事前に問題があると判明した際の解決方法も弁護士に相談することができますのでスムーズな業務遂行にもつながります。

またキャラクターグッズを使った広告など知的財産保護に関する法務も重要です。

権利処理や契約書、規約作成など法律に関わる業務は専門家である弁護士のサポートなしでは進めることはできないと言ってもよいでしょう。

【注目】社内弁護士経験のある弁護士と顧問契約をするメリット

広告法務を弁護士に依頼すれば訴訟問題に発展することを防止したり、万が一訴訟になった場合にも、適切な対応ができます。

顧問契約をして広告の立案段階からの事情を知っている弁護士がいれば慌てずに冷静に対応できます。