ここでは平均的な費用から選び方まで、企業が弁護士と顧問契約をする際に知っておくと役に立つ基礎知識をまとめました。
企業で発生するさまざまな法的な問題やトラブルの解決をするために、アドバイスや手続きを行う専属の弁護士のことを顧問弁護士と言います。
問題発生後の対応だけでなく事前にリスクがないか発見する企業にとってかかりつけ医のような存在です。
顧問弁護士が対応する主な業務は法的問題やトラブル発生時の相談・対応、企業の法律遵守の体制や契約書の整備、企業経営の相談やサポート業務などがあります。
顧問弁護士を選ぶ際は自社の業界に精通した弁護士を選ぶとスピーディーな対応が期待できます。
顧問契約は月々の顧問契約料を支払って継続的に企業をサポートします。
顧問契約を結ぶと法律問題を相談しやすい、トラブルを未然に回避できる、顧問弁護士として優先される、問題解決の費用が安価で済む、経営陣の手間や時間の削減といったメリットがあります。
企業の中に法務部があれば顧問弁護士は不要という考え方もありますが、法務部は企業内の組織なので問題を客観的に捉えられないことがあります。
法務部と顧問弁護士がうまく連携することでバランスの取れた企業法務が実現します。
日弁連のアンケート結果(2009年)では中小企業の弁護士の顧問料の相場は3~5万円となっています。
以前は事業者向けの顧問料の最低金額が月額5万円という弁護士会の報酬基準があり、今でもその金額を基本に料金を定めているケースも多いです。
2004年4月から報酬額は自由に定められるようになりましたが、料金形態は弁護士事務所によって千差万別でわかりにくい側面もあります。
また報酬料金は非公開というところもあり、選ぶ側で金額に対する業務内容をしっかり見極めることが必要です。
参照元:日本弁護士連合会「中小企業のための弁護士報酬の目安」[pdf](https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/attorneys_fee/data/smeguide.pdf)
弁護士は法律の専門家として豊富な知識を持っていることは当然のことです。
企業が顧問弁護士として依頼する場合に重要となるのは自社の業界に精通しているか、実績は豊富か?といった弁護士の経験・ノウハウの部分です。
特に当サイトでおすすめしているのは社内弁護士経験がある弁護士。
ビジネスのスピード感を理解していて業界に精通しているため、企業側が求めることに対して、的確な答えが返ってくるからです。
話が通じやすいと相談しやすさにもつながります。
医療分野においてよく活用される手法「セカンドオピニオン」は、一人の医師の診察のみを正とするのではなく複数の医師の診察を受けた結果を踏まえて判断することをいいます。顧問弁護士においてもこのセカンドオピニオンは活用されることがあり、近年では弁護士側から勧められることもあるほど。同じ事案について一人の弁護士からの意見や提案だけを聞いて決定するのではなく、複数の弁護士の話を聞いたうえで最終的な経営判断を行うケースが増えています。
顧問弁護士と契約する理由はさまざまですが、多くの企業ではトラブル発生時のリスクケアを含めたいわば保険的な意味合いで利用されています。しかしトラブルが発生してから顧問契約を締結しても、それまでの経緯や自社の内情が分からないまま依頼することになりますので、顧問契約であるメリットを享受することができません。そのため、「何かあってから契約する」のではなく、事前にさまざまな事を想定し、契約するタイミングをじっくり考えておくことが必要です。
大手企業ではよく耳にする「顧問弁護士」ですが、近年では中小企業でも利用されるケースが増えてきています。中小企業であっても顧問弁護士を付けておくことは、トラブルの予防や自社内に法的な部門を設けるよりも低コストで済む、などといったさまざまなメリットを享受することができます。中小企業が顧問弁護士を付ける理由を事前に知っておき、自社に必要かどうかの判断を行うことをおすすめします。
企業においては顧問弁護士を付けるほか、自社内に弁護士資格を有するスタッフを常勤で雇用する「企業内弁護士」が活用されることもあります。自社内で法的な観点から検討が必要とされる業務が多く存在する場合、コスト面も含めた多くのメリットを享受できる企業内弁護士ですが、業務内容などが適切でない場合無駄なコストに終始してしまうリスクがあります。まずは自社内の状況やニーズを整理したうえで、どのような対応がベスト化を検討するようにしましょう。
社内弁護士経験のある20名の弁護士のうち、初回面談無料の弁護士を4名紹介します。
※日本弁護士連合会の弁護士検索の法人情報検索にて ・事務所住所が東京 ・所属弁護士会(東京・第一東京・第二東京)の主事務所 である弁護士事務所469事務所のHPから弁護士ピックアップしました。 (2021年4月16日時点) そのうち、対応サービスの多い順に紹介します。
弁護士
経験業界・経歴 |
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経験業界 インターネット、エンターテインメント 経歴 株式会社Cygames |
取り扱い分野 |
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知的財産権 契約書の作成・修正 M&A |
顧問料金 |
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月額5万5000円〜 ※ |
営業時間 |
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平日午前10時~午後7時 (土日祝日を除く)※ |
※2022年7月25日調査時点
対応サービス
弁護士
経験業界・経歴 |
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経験業界 保険 経歴 ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社 |
取り扱い分野 |
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知的財産権 契約書の作成・修正 M&A |
顧問料金 |
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月額5万5000円〜 ※ |
営業時間 |
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平日午前10時~午後7時 (土日祝日を除く)※ |
※2022年7月25日調査時点
対応サービス
弁護士
経験業界・経歴 |
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経験業界 通信 経歴 ソフトバンクグループ株式会社 |
取り扱い分野 |
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公式サイトに情報が見つかりませんでした |
顧問料金 |
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具体的な金額については、一般的な掲載を控えております。 公式HPよりお問い合わせください。※ |
営業時間 |
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平日午前9時~午後6時 ※ |
※2022年7月25日調査時点
対応サービス
弁護士
経験業界・経歴 |
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経験業界 メーカー 経歴 麒麟麦酒株式会社 |
取り扱い分野 |
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債権回収 ファイナンス 労務法務 |
顧問料金 |
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具体的な金額については、一般的な掲載を控えております。 公式HPよりお問い合わせください。※ |
営業時間 |
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平日午前9時~午後6時 ※ |
※2022年7月25日調査時点
対応サービス
弁護士
経験業界 | インターネット、エンターテインメント |
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経歴 | 株式会社Cygames |
取り扱い分野 |
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知的財産権 契約書の作成・修正 M&A |
顧問料金 |
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月額5万5000円〜 ※ |
営業時間 |
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平日午前10時~午後7時(土日祝日を除く) |
※2022年7月25日調査時点
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弁護士
経験業界 | 保険 |
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経歴 | ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社 |
取り扱い分野 |
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知的財産権 契約書の作成・修正 M&A |
顧問料金 |
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月額5万5000円〜 ※ |
営業時間 |
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平日午前10時~午後7時(土日祝日を除く) |
※2022年7月25日調査時点
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弁護士
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経歴 | ソフトバンクグループ株式会社 |
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具体的な金額については、一般的な掲載を控えております。 公式HPよりお問い合わせください。※ |
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弁護士
経験業界 | メーカー |
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経歴 | 麒麟麦酒株式会社 |
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