企業法務部が企画する社内研修

本記事では、企業法務部が企画・開催している社内研究にはどのようなものがあるかをご紹介しています。

企業法務部が社内研修を企画する理由

企業法務部が社内研修を行う理由には、以下のようなものが挙げられます。

コンプライアンス違反の防止

業界や、仕事内容における法令への理解を深め、コンプライアンス違反を防ぐことが、社内研修を行う目的のひとつとして挙げられます。定期的に法令を振り返らないと、緊張感がなくなることに加え、少しずつ法令とは異なる独自のルールが横行してしまう可能性があります。定期的に法令を見直すことはとても大切です。

ハラスメントの防止

社内のハラスメントを防止する目的、またハラスメントが発生してしまった際に、適切に対処するために社内研修でハラスメントに対する理解を深める目的があります。ハラスメントに適切な対応を取れるように準備しておくことは、社員を守ることにもつながります。

企業法務部が企画する社内研修内容

企業法務部が行う社内研修には、以下のようなものが挙げられます。

コンプライアンス研修

コンプライアンスには「法令遵守」といった意味がありますが、近年は「企業の倫理に則った経営を行う」という意味合いもあります。コンプライアンス研修に寄って、コンプライアンスに対する意識を高めることはもちろん、コンプライアンスを尊重できる社員を育てるために行われる研修です。

ハラスメント防止研修

ハラスメントにはパワーハラスメントやセクシュアルハラスメント、マタニティハラスメントなどいろいろなものがあります。どのような発言や行為がハラスメントにあたるのか、ハラスメントの定義や事例をハラスメント防止研修で学びます。

社内研修を企画するときの注意点

研修の対象者

コンプライアンス研修やハラスメント研修は、企業法務部はもちろん全社員が受けるべき研修です。全社員が研修を受けて、コンプライアンスやハラスメントへの意識を高めること、企業法務部は、そのうえでさらに起きてしまったハラスメントに対する対応について学びます。

開催時期

企業法務部が開催する社員研修は、入社してすぐに受講することはもちろんですが、年に1回春などに継続して受講することで、コンプライアンスやハラスメントへの意識を継続して高めることにつながります。またそのほかの研修においては、管理職向けなどそれぞれの社員の属性に関係する場合があるため、都度時期を見計らって開催します。